ヒーローと悪人

ある本に書いてあった

この世界が複雑なのは、明確な敵がいないからだ、と。

単純に言うと、アクション映画みたくマフィアとかがミサイルとか使って世界を恐怖のどん底

落としいれようとかすることがこの世界では無いから、面倒なんだってこと。



俺もそう思った。

もっとさ、悪い奴とかがいればいいんだよ。少し悪いだけの奴なら腐る程いる。

いじめとかする奴だって他の奴にしてみれば結構いい奴だったりする訳でさ

完全な悪ってのはいないんだ

いれば、楽じゃない?そいつ倒せばヒーローなんだよ?

そうすりゃ今悩んでることなんて全て解決するんだ。

俺みたいな奴の悩み事なんてヒーローになれさえすれば一発解決



世の中いろんな面倒なことや誰が悪い訳でもないのに辛いことがいっぱいある

そういうのってどこかに悪い奴がいてそういう風に差し向けてるんだって考えたことはないか?

そいつを倒すことが人生の意味

そいつを倒すことが幸せ

そいつを倒すことが終わり

ってな風に解決をもたらす悪人みたいなのがいると思えないか?

なんでこんなに面倒だったりするんだろう・・・

世の中は平等ではない

生まれながらにして人生を5回遊べる位の金を持つ奴もいれば

両親もいず、金もなく、勉強もできず、キボウを持てない奴もいる

この差は一体なんなんだろうね

それこそが悪人の仕業なんだが・・・

こいつを倒せないものだろうかね